UstreamとかTwitterとか

孫正義が、決算総会とUstreamとかTwitterでライブ中継するってことで盛り上がってるようだ。

インターネット技術の良い所は、誰でもどこでも低コストで情報発信できることだから、それはまあ新時代の情報流通のスタイルとして、まあ良いことではある。

問題は、そういう流通媒体の元締めがみんなアメリカだってことだろう。

なんかこの前知ってなかなかショッキングだったのは、日本のメガバンクのうち二つは、顧客情報の原本をアメリカのサーバーに置いてるんだそうだ。

イスラエルの住民台帳のサーバーもアメリカにあるらしい。

そこに置く理由は、外敵からの攻撃に対して、アメリカに置くのが一番安全だからだそうだ。

グーグルのサーバーってのは、アメリカの砂漠のど真ん中に、町ひとつがサーバールームみたいなとんでもないデータセンターがあって、そこに発電所一つ分の電力を丸々使い切るぐらいの莫大な数のサーバーが集まっているんだそうだ。

グーグルの検索パワーは、そういうアメリカの広大な土地と安い電力を背景にしたアホみたいに強力なサーバーがあってこそ成り立つので、グーグルのビジネスモデルがイケてるから真似しようと思っても、グーグル並みのサーバー群を揃えられる環境がアメリカ以外にほとんど有り得ないので、真似しようがなく、だから1人勝ちなんだとか。

つまり現状、Webサービス化が進めば進むほど、アメリカにどんどん情報が一極集中するので、ますますアメリカの覇権が強力になるということになる。

UstreamとかTwitterとかが新時代の標準スタイルだと思って喜んでいると、アメリカに全部金玉を握られてしまうということになる。

だからと言って、今さら後戻りは効かないしねぇ。

まぁ孫は、アメリカのビジネスモデルを日本に持ち込んで展開する錬金術を得意としているので、UstreamやTwitter、ポケットWiFi WiMAX モバイルルーターの比較と違いの布教は熱心にやるだろう。

アメリカモノを輸入して展開するというのは、そうやれば上手くいくと分ってしても、誰にでもやれるというものではない。

ネタ元の権利を握っているアメリカンユダヤの覚え目出度い、強いコネを持っている者でないと、迂闊に手を出すと逆に潰されてしまうだろう。

そこらへん孫は実に上手くやっている。ほりえもんあたりとは役者が違う。

古典的コンピュータで強力なパワーを出すには、広大な敷地と大きな電力が必要になってしまい、そういう巨大サーバー群を物理的な攻撃から守るには、強力な軍事力も必要になってしまう。

そうなると、絶対に失ってはならない貴重な情報を置けるのは、現実的にアメリカしかなくなってしまう。

そこを量子コンピュータ化した場合は、パソコンレベルの箱でビルひとつ分のサーバー群と同じぐらいの性能を出せてしまうので、そういう小さくて強力なコンピュータが実現すれば、あちこちに分散して情報を置くことも可能になるので、神サーバー置くならアメリカと限定しなくてもよくなる。

そうなってはアメリカは困るので、アメリカ以外の国が先に量子コンピュータを実用化することは、なんとしても妨害するだろう。

量子コンピュータはものすごいロマンだが、その利用価値を考えると、手を出すのは命がけだね。

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